赤林山 2178M 3等 赤穂(木曽駒ヶ岳) 山系・木曽駒ヶ岳 2005.7.3.

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2006.1.8.、加瀬木山から赤林山。


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起点(キビオ峠頂上)・535>634・木曽見台1560P・654>755・1793P南の鞍部・801>853・登山道2060m地点・905>1014・赤林山2177.7M・1125>1151・2100mの棚>1335・木曽見台・1405>1449・起点


 この山は、中央アルプスの主稜木曽駒ヶ岳が、麦草岳を経て木曽川へと北西に分派した尾根にある2000Mを超す高峰で、その名に反し、全山シラビソ、コメツガ等、黒木の森に覆われている。
 木曽駒ヶ岳の登山道は、この山の山頂を通らずに東側を巻いているので、この山だけを目的に登ってみた。起点は、キビオ峠の頂上。それは、破線の木曽古道が1204P西側を巻いた先で回り込む尾根である。ここから大半を木曽駒ヶ岳の登山道を使って往復した。キビオ峠頂上に着くと、早くもバイクが登って来たり、ハイカーが歩き回ったりしていた。そこは敷き詰められたツメクサ、シロツメクサ等が咲き、駐車場、四阿、トイレと整備された広場となっていて、北から西へかけて大展望が広がっていた。だが、見えるはずの御嶽、乗鞍は雲の中。里山然とした雑木林の中を登っていると、樹間にその御嶽と乗鞍がチラチラと見え始めた。するとなぜか、ピッチが上がった。先ず登り詰めたのは、1560Pに拓かれた木曽見台。アヤメ咲くこの広場からもやはり北から西へと開けていたが、ここからは雲海に浮かぶ御嶽と乗鞍が眺められた。余りに素晴らしかったので、もう帰っても良かったが、赤林山へ向けて歩き始めると、一転してトチ、ヒノキ、ブナ等々、大木、巨木が散見される鬱蒼とした樹林が広がった。間もなく右へ巻くと、トラロープが張られ、丸木を束ねただけのにわか作りの危うい桟橋が架かる崩落斜面。ここを通過して尾根に戻ると、以降、危うい所もなく、黒木の森の中、頼もしい太い尾根を、概ね右から巻き登った。途中、二重山稜となると、若いシラビソの林となり、ゴゼンタチバナ、オサバグサが、群落して咲いていた。外にバイカオウレン、マイズルソウ。この辺りに「四合目」の札が架かっていた。初めて尾根を左に離れて巻き登ると、急な沢を渡ったが、辺りにホトトギスが群落し、来し方に雲湧き上がる大笹沢山、十石山、そして乗鞍。この先でいよいよ取り付きとした北東尾根に差し掛かった。ここでリュックを降ろして休んでいたら、近くに巣でもあるのか、オコジョが二匹遊び回っていた。
 登山道から離れて北東尾根に取り付くと、フッカフカの苔の林床にオサバグサが咲き、イチョウランが小群落。一帯は、モミ、ツガ等大木交りのシラビソの森。倒木が割りと少なく、登り易い尾根であった。小さな岩場は基部を右から巻くと、所々で折れ重なったり、あるいはハードル状になったりの倒木が・・・。紆余曲折して登っていると、ポーン、ポーンと里から花火が上がった。平坦になり、草付きとなると、群落して咲くゴゼンタチバナとマイズルソウ。少し先の木立ちの少ない草付きの明るいスポットに3等三角点が埋まっていた。
 帰路は、南東尾根を下って登山道に出たが、こちらは風が通るのか、新しい倒木帯があったりして極相林には程遠く、したがって林床には苔が見られなかった。ただ、明るい所が多いだけあって、途中、麦草岳が望まれた。
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木曽見台から大笹沢山。
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木曽見台からは一転してシラビソ、コメツガ等の鬱蒼とした黒木の森の中。
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赤林山を巻く登山道から離れ、北東尾根を登る。
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登山道が拓かれていないと、こんなにもワイルド。ルートは、自分で見つけなければ前進できず。登山道をただ辿るだけの登山が、いかに知力を使わないかが良くわかる。
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帰路。山頂から上松、木曽福島境界の南東尾根に入ると、行く手に高々と麦草岳。
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帰路は、明るい所が多い。
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帰路。まだ登山道ではない。赤林山も、北と南ではこんなにも樹林の様相が異なる。

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