二子山 906M 4等 時又(上町) 山系・赤石岳>鬼面山 2009.12.6.

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風吹田峠の二軒屋側から二子山。


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起点(二軒屋キャンプ場駐車場)・727>940・二子山906.4M・1112>1145・大山祇命(祠)・1150>1214・屋平最奥の建物記号>1256・風吹田峠頂上南の三叉路・1303>1353・造林小屋>1440・川端神社(譲葉大明神)>1507・起点


 ここから上流が万古渓谷となる二軒屋に、北から万古川に出合う沢を悪根沢と呼ぶが、この出合へと西から尾根を落としているのが二子山である。
 風吹田峠は、泰阜は田端の二軒屋と、飯田は千代の法全寺とを結んだ地図上無名の峠であるが、二子山には二軒屋から登り、この風吹田峠を経て周回した。
 万古川を赤い吊り橋鎌倉橋で渡ると、正面、山際に小屋。この裏側から二子山東尾根に取り付くと、若い雑木林の中、取り付きこそ踏み跡が付いていたが、間もなくそれが落ち葉の下に消えたので、あとは国調の杭が続く、のけ反るような岩交じりの痩せ尾根を登った。右の悪根沢側は絶えず断崖絶壁で、左の無名沢側は若い雑木林の急斜面。うっすらと朝霧が立ち込める中、所々で現れる棚でほっと一息突きながら、なお攀じり続けると、上部では左の無名沢側が所々で伐開されていて、南に胸の透く展望がその都度開けた。雲海に沈む万古川の対岸には、鍵懸沢右又ノ頭901p、そして美和首、小城、大城等々、奇怪な岩峰群。さらに彼方には日本ヶ塚山。また途中、悪根沢側が珍しく開けると、紺碧の空をバックに清々しく馬の背山、金森山、すだれ山1593.1M等々、万古川源流部を取り囲む山々。やがて東の肩から山頂への登りとなると、北側が若いヒノキの間伐林となったが、南側が雑木の木立ち疎な落ち葉の急斜面となって、展望が開けた。登り詰めた山頂は、西から南へとかけてがキノコ山となっていてがっかりしたが、東側へは気持ちよく展望が開けていた。北風を避けて、その東側に僅かに下った所で、鍵懸山、駱駝山(美和首、小城、大城の総称)、戸倉山等々、山襞鋭利な山々を眺めながら昼食とした。
 風吹田峠を経て周回すべく、北に梨久保は屋平への尾根に入ると、間もなくキノコ山が西の車屋沢側へと遠ざかり、若いヒノキ間伐林となったコブを越すと、鞍部で車屋沢からの造林作業路に出た。これで尾根を左に巻き登ると、左京川と万古川の分水界に出たが、そこに注連縄も新しいトタン葺きの小祠と鳥居があった。祀られていたのは山を司る大山祇命(おおやまつみのみこと)。貝久保からのものと思しき明瞭な山道が分水界には付いており、右、右、左と連続するコブを巻いて行くと、やがて左京川源流に原っぱとなって長閑な佇まいを見せる屋平の最奥部に出た。二つの人家記号は、いまでは作業小屋に変わっており、この東側から分水界にからんで冬枯れの雑木林の中、北へ落ち葉に埋もれた山道を辿ると、大きなコブを西側から巻いた先から所々で僅かに窪んだ道となった。おそらくこれも、炭焼きと養蚕の村法全寺とを結んだ峠道の名残なのであろう。急勾配となると、分水界を悪根沢側に離れ、細々とした、だが明瞭な道で、落ち葉に埋まる雑木林の急斜面を巻いて行くと、突然、薄暗いヒノキ林に入った所で、風吹田峠の二軒屋側に出た。峠頂上は、左手僅か上方。あとはこの峠を二軒屋へと下るだけであったが、初めてであれば、逸れずにこれを無事二軒屋まで下ることは難しかろう。
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朝霧立ち込める中、赤い吊り橋鎌倉橋を渡った先が二軒屋。
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二子山東尾根は、岩含みの痩せ尾根。
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風吹田峠の二軒屋側を行く。
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風吹田峠の二軒屋側は、途中、崩落して道が寸断。

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